日本生薬学会関東支部

平成25年度秋季植物観察会実施報告

開催日:平成25年9月28日(土)快晴

場所:東京都青梅市

コース:青梅線石神前駅〜二俣尾根〜日向和田分岐〜矢倉台〜青梅線宮ノ平駅

参加人数:40名

午前10時、青梅線石神前駅に集合。簡単なコース説明の後、二班に分かれて出発。2名の講師から植物形態や有効成分の構造式等の説明を聞きながら昼食場所の矢倉台まで歩いた。昼食前の観察コース終盤、二俣尾根から日向和田分岐に健脚コースと銘打った多少息切れのする登りがあったが、無事通過。午後1時10分矢倉台に到着。昼食をとり午後1時40分、広場を出発した。午後はなだらかな下り道を歩き、植物観察をしながら午後3時、宮ノ平駅に到着した。当日は快晴で暑くもなく寒くもなく絶好の植物観察日和であった。

平成25年度春季植物観察会実施報告

開催日:平成25年6月8日(土)晴れ

場所:東京都あきる野市

コース:武蔵五日市駅〜横沢〜大悲願寺〜武蔵五日市駅

参加人数:55名

午前10時、JR武蔵五日市駅前に集合。支部長挨拶、講師紹介、簡単なコース説明の後、駅から歩道を通り横沢小机林道入り口まで移動、3班に分かれて植物観察を行った。ウルシの大木、ハナイカダ、サラシナショウマ、イヌショウマ、オオバショウマ、ナツノハナワラビ、ウリノキなどを観察し、午後1時昼食場所に到着。昼食後、クリの花を観察し、ほとんどが雄花で雌花の数は非常に少ないことを実感した。大悲願寺の境内ではハチク,モウソウチクの違いの解説、さらに、シキミを観察し、武蔵五日市駅には午後3時15分到着。講師講評の後、解散した。

平成25年度見学会実施報告

開催日:平成25年6月1日(土)くもり

場所:明治薬科大学 明薬資料館 、東京都薬用植物園

参加人数:65名

午前10時、明治薬科大学104教室で金井藤雄氏による「ロシアにおける麝香の収穫、ベトナムにおける桂皮の収穫」と題した講演会が行われた。講演の最中、金井氏が持参した「麝香」をフロアーに廻して匂いを嗅ぐという貴重な体験もあった。特に麝香は現在、入手困難で貴重な生薬の一つであり、初めて嗅ぐ方がほとんどだったのではないかと思われる。その後、明薬資料館見学会を行い、「麝香鹿」の剥製を含め多くの貴重な動物生薬を見ることが出来た。午後、東京都薬用植物園へ移動、研修室内で薬草園の案内ビデオを鑑賞後、3グループ(寺林先生、福田先生、白瀧先生)に分かれ、園内見学会を行なった。ケシはほとんど、終わりであったが、参加者は熱心に説明を聞いていた。温室には多くの熱帯植物、冷房室にはダイオウやヒマラヤの青いケシがあり、観察会の目的は十分に果たせたものと思われる。午後4時終了、解散した。